毎回雰囲気が違うんだろうな・・・

今週のお題

初めての夏を迎えた夏のアニメ
この世界の片隅に
ではないでしょうか?

夏、広島、昭和20年代、こう続けば
あーあの悲惨な時代のことかと
飢えをしのいで生きるか死ぬかをさまよい、
助けを乞うて、暗く汚くよどんだ風景を思い浮かべる時代背景ですが
このアニメ、最初のうち(大戦前)はとてもコミカルで軽い感じ
兄弟や同級生とのたわむれや、夏休みの暇すぎる感じが伝わってきます
そして見合いなしの結婚と話が進み、戦時下の話がすこしずつ出てくるんですが
この主人公、戦争の舞台に近いとはいえ、端っこにいた人なので
ちょっとしたことが、楽しかったり、衝撃をうけたり、人間味がゆるいというか
ちょうど同級生にいる天然お調子者みたいな子を端から見てる感じで
たくましいって言うか変に背伸びしてないところに癒されます
ただラスト10分くらい、その子の立ち振る舞いに衝撃を受けて
目をぬぐい手の甲がびちゃびちゃになり映画がおわるんですが・・・(^^;)

自分が映画を観たのは半年以上前で(まだ放映されてるみたいです)
ストーリーに圧倒されるというよりは、観客の反応に圧倒されるアニメ映画
スクリーンには何気ない日常が流れてるだけなんですが
始まって10分くらいすると、そこかしこからすすり泣きや、
じいさんがハンカチで口を押えてしゃくってる声がして
理解に苦しむ状況になったのを覚えています
頭の上に?がつくんですが、しばらくするとなくなります
そこにあるなにげない時間は、かけがえのない時間だったんだとせまってきます
あくまで画面のタッチはあのとおりなんですけどね
スクリーンをみんなで見るからこその価値が、
映画にはあるなと体験して実感しました
こんな映画だったら何度も何年経っても見たいな

まとめ
冬に観た映画なのに、すっかり夏を満喫した映画でした